Makana(マカナ)、本名はMatt Swalinkavich。
「マカナ」と読み、ハワイ語で「大切な贈り物」という意味があります。
マカナと言えば、スラックキーギター。
ハワイを代表するスラックキーギター(またはスラッキー・ギター)の名手と呼ばれています。
Aさん
Mr.ハワイ通
そもそもスラックキーギターとは
そもそもスラックキーギターとは、ギターの種類ではありません。
アコースティックギターやエレキギターのように、「スラックキーギター」というギターがあるわけではないのです。
Aさん
スラックキーギターとはギターそのものではなく、「ギターの弾き方」の種類を言うのです。
音楽にあわせて自由な演奏をするのが、スラックキーギターの最大の特徴なのです。
それゆえプレイヤーにはセンスが問われるのです。
スラックキーギターの名手が、最高のギタープレイヤーと言われる所以(ゆえん)です。
そしてチューニングも独特で、その種類は無数に存在すると言われています。
面白いところでは「タロパッチ」というチューニングがあります。
この名前はみなさんご存知のハワイの主食「タロイモ」から命名されたと言われています。
またSlack-key guitarの「slack」とは「ゆるい・たるんだ」という意味であり、そのゆるんだ音の響きがまたスラッキー・ギターの最大の特徴でもあります。
スラックキーギターはハワイアンミュージックでよく使われ、ウクレレよりも歴史が古いといわれています。
そしてスラックキーギタリストで若手注目株がMakana (マカナ)です。
スラックキーギターの名手、マカナ
それではスラックキーギターの名手マカナのキャリアについて紹介します。
9歳で初めてウクレレを手にし、その後スラック・キーを習い始めます。
幼少のころからスラックキーギターに親しんでいたマカナ。
11歳で「ハワイアン・スラック・キーの3巨人」と言われる巨匠、サニー・チリンワースからスラックキーギターを学びます。
そして、ナント若干14歳でプロとして活動するようになっていたのです。
そしてその頃からステージ名を「Makana(「贈り物」の意味)」としてプレイし始めたのです。
ファーストアルバムを発表
そして2001年、ついに待望のファーストアルバム「Makana」でメジャーデビューをします。
その後も着々と活躍をし、アルバムをリリースしていきます。
2004年に発表された3rdアルバム「Ki Ho'Alu」はマカナの傑作のひとつと言えるでしょう。
「Ho'oilina」や「As The World Tunes」といったオリジナル曲も収録されています。
傑作「Ki Ho'Alu」に続いて発表したアルバム「ディファレント・ゲーム」。
よりスラック・キーをロックのフィールドに広げたアルバムに仕上がっています。
本作は、ビルボード誌等でも高い評価を得ている傑作になっています。
マカナのおすすめアルバム
Makana / Napo'o Ka Lā
Makana / 'Ihiuka
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