ハワイ・マウイ島出身のスーパースターである、ケアリイ・レイシェル。
ハワイアンミュージック界の第一人者となっています。
1995年にアルバム「Kawaipunahele(カワイプナヘレ)」でデビュー。
ハワイのアルバムとしては
しました。
その後もアルバムを出すたびに「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」を受賞する活躍ぶり。
偉大なる生きる伝説、ケアリイ・レイシェルのすべてを徹底紹介します。
ケアリイ・レイシェルについて

驚愕のデビュー、新星現る!
ハワイ・マウイ島出身のスーパースターである、ケアリイ・レイシェル。
ハワイの文化に深く興味を抱き、ハワイ大学でハワイ語などを専攻する。
17歳の頃からハワイの歴史と文化に興味を抱き、その後博物館のディレクターや地元のコミュニティ・カレッジの講師をしていました。
1995年にデビュー作「Kawaipunahele(カワイプナヘレ)」でミュージシャンとしてのキャリアをスタートすると同時に驚異的なセールスを記録します。
デビュー作「Kawaipunahele(カワイプナヘレ)」で、
を果たす快挙を成し遂げたのです。
また、ワイキキ・シェル・シアターでのライブは超満員になるほど注目される伝説のコンサートとして記憶に残ります。
じつは
続いての1996年発表のセカンド・アルバム「Lei Hali'a(レイ・ハリア)」は発売前から予約注文が殺到するほどの大人気。
同アルバムには名曲「Lei Hali'a」が収録されている。同年のナ・ホク・ハノハノ・アワードで主要4部門を受賞、名実ともにハワイの英雄となりました。

スーパースターへの道
その後も順調にキャリアを積み重ね、アルバム「Eo Mai(エ・オマイ)」をリリース。
その頃には、ハワイのグラミー賞と呼ばれる「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」の常連となっていました。
この頃から日本でもケアリイ・レイシェルのファンが増え始めて、とくにフラ愛好者と一部のサーファーにケアリイの名前は広がって行きました。
また、当時のハワイでは「ハワイの伝統文化をあらためて見直そう!」という「ハワイアンルネッサンス」が注目されていました。
ハワイ語で歌うハワイアンミュージックがあらためて注目されていた時代です。
そして当時ハワイアンミュージックの中核にいたのが、あの偉大なる「IZ(イズ)」。
しかしハワイアンルネッサンスが盛り上がる中、IZ(イズ)というスーパースターがこの世を去ってしまいました。
1997年のことです。
誰もが、このトレンドが崩れてしまうのではと危惧した時に、IZ(イズ)の魂を継ぐかの存在に成り始めていたのがケアリイなのです。
ケアリイはハワイアン・ミュージックの代表として活躍をしていたIZの後を見事に引き継ぎ、その後もハワイアン音楽を盛り上げていった印象があります。

伝説になる偉業の数々
そして偉業は続きました。
2015年、前作「ケアラオカマイレ」から10年ぶりに発表されたアルバム「Kawaiokalena(カワイオカレナ)」がナ・ホク・ハノハノ・アワードでなんと前人未到の7冠を達成したのです。
ケアリイ・レイシェルの名前を一躍スターに押し上げたデビュー作「カワイプナヘレ」から20年の月日がたっていますが、輝き続けるケアリイ。
この20年間、常にハワイアン・ミュージックの中心にいたのです。
まさしくケアリイこそ「ハワイアン・ミュージックのレジェンド」と呼んでも良いかもしれません。
まだまだこの先も多くのキャリアを積み重ねていくことでしょう。

華麗なるナホクハノハノアワード受賞歴
ハワイのグラミー賞と言われる「ナ・ホク・ハノハノアワード」。
ハワイのミュージシャンにとって、この賞を受賞することが最高の栄誉。
そして、ケアリイはこの最高の栄誉を何度も受賞する栄冠を達成して来ているのです。
ここで、今までのケアリイの受賞歴を振り返ります。
1995年:Kawaipunahele
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1995 NA HOKU HANOHANO AWARD
Favorite Entertainer of the Year
Male Vocalist of the Year
Most Promising Artist of the Year
Album of the Year “Kawaipunahele”
Hawaiian Album of the Year “Kawaipunahele”
2. In My Life
3. Hanohano Ka Lei Pikake
4. If We Hold On Together
5. E Ho'i I Ka Pili
6. Wanting Memories
7. Kauanoeanuhea
8. Ku'u Wehi O Ke Aumoe
9. 'Akaka Falls
10. Pua Mikinolia
11. Come Sail Away
12. He Mele Inoa No Kawaipunahele
5. E Ho'i I Ka Pili
9. 'Akaka Falls
1996年:Lei Hali'a
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1996 NA HOKU HANOHANO AWARD
Favorite Entertainer of the Year
Male Vocalist of the Year
Hawaiian Album of the Year “
1.Lei Hali`a
2.Every Road Leads Back To You
3.Kananaka
4.Now And Forever / Sweet Memory
5.Ku`u Pua Mae`ole
6.Can You Feel The Love Tonight
7.Toad Song
8.Tunewanewa `Oe Te He`u Mai
9.Stay
10.Maika`i Ka `Oiwi Ka`ala
4.Now And Forever / Sweet Memory
1998年:E O Mai
1997 NA HOKU HANOHANO AWARD
Haku Mele Award – “Nematoda” by Puakea Nogelmeier
1.`Auhea Wale Ana `Oe
2.E O Mai
3.My Love Is A Natural Thing
4.Pua Hinano
5.Patchwork Quilt
6.Ka `Ano`i Pua
7.He Lei No Kamaile
8.If I Had Words (Theme from Babe)
9.Malie`s Song/Hawaiian Lullaby
10.Nematoda
11.Ballad Of The Broken Word
12.Sovereignty Song
13.Ka `Opihi O Kanapou
2000年:Melelana
2000 NA HOKU HANOHANO AWARD
Favorite Entertainer of the Year
Male Vocalist of the Year
Album of the Year
Hawaiian Album of the Year
Liner Notes Award
Engineer of the Year
1.No Ka Moku Kiakahi Ke Aloha
2.Mele A Ka Pu`uwai
3.Ipo Lei Momi
4.I Will Be Here
5.Melelana
6.Hanohano `O Maui
7.Maunaleo
8.Lei Hinahina
9.Pule Ho`ao
10.The Road That Never Ends
11.E Ala E
7.Maunaleo
2004年:Ke'alaokamaile
2003 NA HOKU HANOHANO AWARD
Male Vocalist of the Year
Album of the Year “Ke'alaokamaile”
Hawaiian Album of the Year “Ke'alaokamaile”
Song of the Year “Ka Nohona Pili Kai”
Liner Notes Award “Ke'alaokamaile”
Engineer of the Year (to Jim Linkner) “Ke'alaokamaile”
Graphic (to Scott Johnson) “Ke'alaokamaile”
1.KA MOOKUAUHAU O KAMAILE PUHI KANE
2.HE LEI NO KAMAILE
3.KA NOHONA PILI KAI
4.FIELDS OF GOLD
5.PUPU AO EWA
6.MELE OHANA
7.FOR THE FIRST TIME
8.NA ONO O KA AINA
9.E PILI MAI
10.KAIONA
11.LAHAINALUNA
12.YOU WERE THERE
13.LEI HANA I KA MAKANI UALAUAWA
14.KA NOHONA PILI KAI[REMIX] 15.GOODBYE MY FRIEND
2017年:Kawaiokalena
20014 NA HOKU HANOHANO AWARD
Album of the Year
Engineer of the Year
Favorite Entertainer of the Year
Hawaiian Album of the Year
1.KIHA A PIILANI
2.KAWAIOKALENA
3.KOALI
4.HALEAKALA MOUNTAIN
5.KE ALOHA
6.KA NANI O ANOI PUA/HOLOKAI HULA
7.HAWAII
8.MELE HOALA MOKU
9.HE LEI NO AULANI
10.NO LUNA featuring IWALANI HOOMANAWANUI
11.O OE NO PAHA IA
12.OMATA PAHEE TE ALOHA featuring KEKUHI KEALIIKANAKAOLEOHAILILANI
13.THE PROMISE featuring KAINANI KAHAUNAELE
14.A PIIHOLO
15.HOME
16.MAUI LOA featuring NA HOA
9.HE LEI NO AULANI
ケアリイレイシェルと涙そうそう
BEGINの「涙そうそう」は日本でも大ヒットした曲ですので、多くの人が知っていることでしょ。
そしてケアリイ・レイシェルの名曲「Ka Nohona Pili Kai」は、BEGINの「涙そうそう」をルーツとして、ハワイバージョンにアレンジして作られた曲なのです。
今ではケアリイ・レイシェルの代表曲と言えるかもしれません。
「Ka Nohona Pili Kai」誕生秘話
ケアリイが日本に滞在中、偶然耳にしたのがBEGINの「涙そうそう」。
この曲を聴いたケアリイは、日本語の歌詞は分かりませんでしたが、幼い頃に過ごした海辺の家と大好きだったおばあちゃんを想い出したそうです。
とても深く感動したそうなのですが、一緒にいた周りの人に聞いても、その曲が誰の歌なのか分からなかったそうです。
そして残念ながら深く気がかりを残す形で帰国するようになったのです。
しかし偶然、というよりか奇跡のような事がおこります。
ハワイへ帰国する際の飛行機で、偶然BIGINの涙そうそうを聴くことが出来たのです。
そこでようやくその曲名が「涙そうそう」である事と、グループ名が「BEGIN」である事を知ることになったのです。
帰国後、ケアリイは原曲をフラソングとしてアレンジして、涙そうそうの良さを残しつつ、まったく新しいオリジナル曲である「Ka Nohona Pili Kai」を完成させたのです。
森山良子作詞、BEGIN作曲による「涙そうそう」。
この名曲をルーツとして完成した「Ka Nohona Pili Kai」。「Ka Nohona Pili Kai」と「涙そうそう」、ともにハワイと沖縄を代表する名曲になりました。
そして、2004年ハワイのグラミー賞と言われるナ・ホク・ハノハノ・アワードで、「Ka Nohona Pili Kai」を含むアルバム「Keʻalaokamaile」が7部門を受賞する快挙となりました。
また収録曲である「Ka Nohona Pili Kai」はSong of the Yearに輝きました。
E holunape ana i ka lau kī
Me he leo 'a'ala i māpu mai
E heahea mau nei
Aloha e, aloha nō
Aloha ka hāli'ali'a mau
He nani e, he nani nō
He nani ka nohona pili kai
Lauele ka mana'o i ke aumoe
Hia'ā i ka 'ulaleo o ke kai
Ka'iawe ka hā'upu aloha
E ho'omālie mau nei
He pilikana ka malu ulu niu
Hei mai ana me ka pohuehue
A he wehi ho'i ko hi'ikua e
E kahiko mau nei
Puana 'ia no ka 'ehu o ke kai
Ia hanu 'a'ala o ke aumoe
Moe a'e ke ala e 'alo ai
E ho'olale mau nei
Ke'alaokamaile/「Ka Nohona Pili Kai」収録アルバム
ケアリイレイシェル ライブ「ジャパンツアー」
ケアリイレイシェルのジャパンツアー。
ハワイを代表するビッグアーティストのパフォーマンスを日本で体験できるチャンス。
日本で本場ハワイの風を感じてみませんか。
その他おすすめのアルバム
こちらにピックアップしたケアリイレイシェルのアルバム一覧。
これらのアルバムは買って損しないと思える作品ばかりです。
「Kawaiokalena」「Kawaipunahele」のこちらの2枚のアルバムはオリジナルアルバムで、超おすすめの2枚です。
今から20年前、Kawaipunaheleをはじめて聴いたときの衝撃は未だに忘れられませんし、今でも個人的なベストハワイアンアルバムの一枚になっています。
上記の2枚以外のアルバムは「ベスト・アルバム」となっています。
どれを選んでも間違いは無いはずです。
「Kawaiokalena」「Kawaipunahele」とベストアルバム1枚、これら計3枚で見事にケアリイ通になれるものと思います。
クカヒ・イン・ジャパン~10th アニヴァーサリー・ベスト・コレクション~
Kamahiwa・The Keali'i Reichel Collection Vol.1
