オアフ島のノースショアにある小さな街「ハレイワ」。
古いハワイの風景を見るような、どこかノスタルジックな気持ちにさせる魅力があります。
そしてそのハレイワの名物でもある名店「マツモト・シェイブアイス」。
一方、ハワイ全島でローカルに愛され続ける「プレートランチ」。
プレートランチと言ったら、今では観光客にも大人気のハワイを代表するB級グルメ。
そしてこのシェイブアイスとプレートランチの意外な関係をお知らせします。
ハワイの面白さを再発見です。
ハワイの気候にぴったり!シェイブアイス!

ハワイで人気のスイーツのひとつであるシェイブアイス。
シェイブアイスの始まりは、もともとは日系移民が食べていた「かき氷」です。
「シェイブアイス」と聞くと、どんな食べ物だろうと思う方もいらっしゃるかもしれません。
それは、
なのです。
サトウキビ農場とシェイブアイス

シェイブアイスの始まりは、炎天下のサトウキビ畑で働く日系人が好んで食べていた「かき氷」が始まり。
1950年代のノースショア、ハレイワ周辺では、たくさんの日系移民がサトウキビ農場で重労働をして生活をしていました。
ハレイワのシェイブアイスのお店は、日系人の名前のお店をよく見かけますが、
なのです。
炎天下の中、重労働で働く日系移民の方にとって、「カキ氷」は乾いたのどを潤す最高の食べ物だったようです。
ハレイワのマツモト・シェイブアイス

ところでこのシェイブアイス。
有名なのはやはり
でしょうか。
日系移民にカキ氷を提供し始めたのが、マツモト・シェイブアイスが最初と言われています。
ハワイ島出身の日系人により開業された「M.Matsumoto Grocery Store(マツモト・シェイブアイス)」。
虹色のシロップをかけたシェイブアイスで一気にローカルや観光客に有名になり、今では常に行列の出来るお店となっています。
日本ではなじみの「カキ氷」ですが、地元のハワイアンやアメリカからの観光客にはかなりめずらしい食べ物だったようです。
最高のランチはプレートランチ!

プレートランチ(Plate Lunch)。
ハワイに行くと食べたくなるのがプレートランチ。
プレート(皿)にごはんやおかずがてんこ盛りのプレートランチは、ローカルにもツーリストにも大人気です。
老舗の名店「レインボードライブイン」などはいつもローカルで行列が出来ています。

レインボードライブインにはたくさんのメニューがあって、どれも魅力的なのですが、お店の一番人気のひとつは「ロコモコボール$4.75」。
ハワイに来たら、まずはこれを食べに来るリピーターがいるほどです。

レインボードライブイン以外にも、たくさんのプレートランチの店があって、それぞれのお店に特徴があります。
つい最近までは、どちらかというとボリューム満点なイメージが強かったのですが、最近のプレートランチはずいぶんと上品なものも増えている印象があります。

個人的には、
・ワードセンターのカカアコ・キッチン
が好きで、いつもお世話になっています。
プレートランチを持って近くの公園まで移動して、大きな木の下のベンチなどで鳥のさえずりを聞きながら食べるとさらにおいしく感じます。
最高のランチです!
プレートランチのはじまりは!

プレートランチの発祥には、
があるそうです。
サトウキビ農場で働く日系移民は、いつも昼食用にお弁当を持って来ていましたが、
のようです。
たしかにお弁当の「ごはんとおかず」のセットは、プレートランチっぽいですよね。
当時のサトウキビ畑には日系移民だけでなく、フィリピンや中国等々から来た移民もいました。
まさしく多種多様な人たちが一日中厳しい炎天下の中、同じ農場で過酷な労働をしていたのです。

そんな彼らの唯一の息抜きがお弁当。
彼らがお昼を一緒に食べるとき、お互いのおかずを交換し合っていたそうです。
どこか現在のプレートランチの盛りつけにも似ていませんか?
このようにして、彼らのお弁当をヒントにプレートランチを販売するお店が出来初めて、現在のプレートランチの原型が出来たそうです。
プレートランチにも歴史を感じますね。
【まとめ】シェイブアイスとプレートランチ、そして日系移民!

ハワイに行くと、ツーリストのみなさんもシェイブアイスやプレートランチを楽しみましすよね。
しかし、それらのハワイの名物も、よくよく調べてみると日本人の祖先である日系移民の姿があったなんてオドロキですよね。
考えてみると、アロハシャツも日系移民が深く関わっていますよね。
ハワイに渡った日本人によって、ハワイの文化の一部が作られていたなんて、ちょっとステキな話しですよね。