超一流のサーファーであるエディ・アイカウ(Eddie Aikau)。

その高い運動能力からノースショアのライフガードにスカウトされたくさんの人命を救った英雄でもあります。エディは地元のビーチでたくさんの人命を救った、ビーチボーイズとしてヒーローのような存在でした

しかしエディ・アイカウをここまで有名に、そして伝説のような存在にしたのは、カヌー「ホクレア」号での航海中に遭難にあった事件からでしょう。

エディアイカウとホクレア号のその後の運命とは。

真夜中の航海の最中、強風と高波で海が荒れ始め「ホクレア」号は転覆してしまう事件が発生しました。船が転覆し、船員たちは暗い夜の海に投げ出されてしまいます。

そんな中船員たちはかろうじて船体にしがみつきます。そして無残にも食べ物や飲み物の全てが海に流されます。

船はしばらく漂流を続け、全員の命が危険と思われてきました。

高波に揺れる船体に掴まりながら、エディは仲間の船員を想い自ら近くの島まで救援を頼みに行くと申し出たのです。

ハワイのヒーロー、エディアイカウ

エディは船に積みこんでいたサーフボードで、漂流場所から一番近いと思われるラナイ島に向かうと言うのです。

しかし高波によるひどい悪天候の中、サーフボードで海に出るのは自殺行為でもあります。どんなにエディが素晴らしいサーファーだったとしてもこの状況ではパドルをしてもまともに進みません。

当然ながら仲間の船員たちは、エディを行かせることに反対をしました。

船は暗い荒れた海を漂流し続けます。

そして船員たちも荒れる夜の海の中では、瞬く間に体力が失われていきました。そして体力が衰えるよりも早いスピードで気力が弱まっていったのです。荒れる夜の海の中では当然のことでしょう。

ついに心身ともに疲れ果てた船員たちはエディに最後の希望を託したのです。

意を決したエディは暗い海にサーフボードで飛び込みます。海に飛び込んだ彼の姿を最後に、エディは戻らぬ人となってしまいました。

一方、漂流を続けていた船員たちはその後、幸運にも全員が無事に救助されました。船員たちはエディが海の神様となって、自分たちを助けてくれたんだと信じるようになります。

ハワイでは困難な状況になった時、その状況から逃げ出さすに向かっていく事を、エディをリスペクトしたフレーズで表現します。

「Eddie would go(エディなら行くぜ)」

ハワイではあまりに有名な言葉です。