ハワイのホテルと日本人の意外な関係 PART1

今回のコラムは、一度は泊まってみたい憧れのホテルについてです。

ワイキキエリアだけでも魅力的なホテルがたくさんありますよね。

個人的に大ファンのワイキキ地区のホテルと言いますと
モアナサーフライダー(Moana Surfrider Hotel)
ロイヤルハワイアンホテル(The Royal Hawaiian)
ハレクラニ(Halekulani Hotel)
といったところでしょうか。

この3つのホテルは私だけでなく、みなさんもきっとお気に入りですよね。

「モアナサーフライダーのバニヤンベランダでゆっくりと朝食、朝からセレブな気分!」想像しただけでワクワクします。

ところで、上に書いた3つの有名ホテル。

実は、以前は日本の企業が買収していたんです。

オドロキですよね。

これらの名門ホテルが日本企業の所有だったなんて。

その昔、日本には闇将軍とまで言われた「田中角栄」という大物政治家がいました。

最近またブームなのか、テレビとかでも良く紹介されているあの大物の元自民党総裁(総理大臣)です。

そして田中角栄の友人に小佐野賢治という人物がいました。

この小佐野さんという方は、国際興業という会社を起こしてそこの社長だった方です(今もこの国際興業はあります)。

当時、田中角栄は政治家として、小佐野賢治は企業家としてお互いに協力をしながら成長をしていった時代があったのです。

小佐野氏はバス会社の運営を母体としていましたが、その後はホテルの買収・運営も始めたのです。

神奈川県の箱根にあるホテル、以前は国際興業のものが多かったはずです。

興味のある方は調べてみてください。

そしてこの精力的な小佐野氏、国内だけでなく海外のホテル、とくにハワイのホテルにも興味を示し始めたのです。

そしてまもなく、ハワイのホテルの買収を開始し、なんと憧れの「モアナサーフライダー」「ロイヤルハワイアン」を買収してしまいました(1970年前後の話しです)。

ちなみに「ハレクラニ(Halekulani Hotel)」は三井不動産が買収していました。

じつは、当時のワイキキのホテルのほとんどが日本企業に買収されていたのです。

ちなみに今から30年以上前のバブルの時のお話です。

ハワイのホテルと日本人の意外な関係 PART2

1970年~1980年、日本人はワイキキのホテルだけで無く、たくさんのゴルフ場の買収や開発を行いました。

そしてついには、ウエディング事業をするためになんと「教会」までも買収しようとしました。

さすがにこの日本人の行為に対しては、当然のことながらハワイの人たちが怒ってしまいました。

ハワイの一部の人からは「これは日本の侵略だ!」と言われていたそうです。

ちなみにバブル経済が崩壊した後には、ほとんどのホテルやゴルフ場はアメリカの会社に買われてしまいました。

しかしちよっと「教会」の買収はマズくないですかね、いくらなんでも。

歴史ある、由緒正しい日本の神社や仏閣を外国人が買収するのと一緒です。

これはダメですよね。

正直言って、「バブルの頃の日本、いい加減にしろ!」という気持ちです。

日本人として本当に恥ずかしい。

暗い気持ちになりましたので、話しを変えます。

昔の日本というのは、良い意味でいえば本当にパワフルでしたね。

かつては「国際興業」という会社は、
モアナサーフライダー(Moana Surfrider Hotel)
ロイヤルハワイアン(The Royal Hawaiian)
シェラトン・プリンセス・カイウラニ(The Sheraton Princess Kaiulani)
シェラトンワイキキ(The Sheraton Waikiki)
を所有。

三井不動産がハレクラニ(Halekulani Hotel)を所有。

麻布建物がハイアットリージェンシー(Hyatt Regency)を所有。

その他いろいろ、まだまだありましたがここでは省略します。

たしか当時、ワイキキのホテルの90%は日本人の所有だったはずです!

ちなみに、アメリカでは会社の買収という行為は、日本人には想像できないほどたくさん行われます。

買収自体は悪くないのです。ただ「モラル」と「良識」も一部必要かと思います。

買収という言葉には、少し否定的なニュアンスを感じるかもしれません。

しかし言い換えれば、日本の企業の出資のもと「ハワイを盛り上げていこう」という風にもとらえられます。

つまり、出資する企業の姿勢次第ですね。

しかしホテルの買収はありでも、さすがに教会となるといかがなものでしょう。

外国や外国人に恥ずかしいことをすると、それは永遠に「負の歴史」として残ってしまうものですよね。

せめて観光などでハワイ王朝ゆかりの場所や、神聖な場所、ハワイアンの人達が大切にしている場所、ビーチなどに足を踏み入れる時には、さわいだりせず敬虔な姿勢をわすれないようにしたいと思います。